有名曲を世に出してる
ボーカロイド界のカリスマ
そんな【みきとP】をご紹介します。
プロフィール。
性別男性
生年月日8月30日
結局年齢についてははっきりとわからなかったので、個人的な予想だと30代後半のような気がしています。
12歳から音楽活動をはじめたそうなので、そのキャリアはかなり長そうですよね。
2010年3月よりネットミュージックシーンにて活動を始める。
VOCALOIDを使用しジャンルの垣根を越えた多様な楽曲を「みきとP」名義で発表する。 「いーあるふぁんくらぶ」「サリシノハラ」「バレリーコ」等のヒットを契機に海外でのイベント興行、本人歌唱でのライブやアルバム製作、クリエイターとしてマルチに活動の幅を広げてゆく。
スマッシュヒット曲「ロキ」や「少女レイ」等のボカロ曲の発表だけにとどまらず、音楽作家としてもアニメの主題歌やミュージカルや様々なアーティストへの楽曲提供を数多く手掛けるなど音楽のジャンルも幅広く活躍中。
2010年3月、「こくはく」にてボカロデビュー。
聴く者を共感させる、切な系ロックの申し子。
アーティスト名は愛島(あいらんど)。この名義でたまにボカロ曲を歌ったりもする。かなりの美声の持ち主。
P名の由来はそのまま、自身の曲の「みきとP」からきている。
mikiに思い入れがあるらしく、それは「伝説のmiki廃」タグがつく程である。
その後、「夕暮れツイッター」が殿堂入りを果たした。
使用ボカロはmiki、初音ミク、氷山キヨテル、GUMI、IA、鏡音リン・レン、MAYU、V flower、Fukase、巡音ルカ。
「小夜子」で自身初の殿堂入りを達成。その後は殿堂入り楽曲を多く輩出するようになった。
2012年10月28日、遂に「いーあるふぁんくらぶ」が自身初のミリオンを達成。ミリオンまでの所要日数が、たったの73日というハイペースでの快挙であった。
2013年4月17日には、CD『僕は初音ミクとキスをした』でメジャーデビューも果たした。
2018年4月22日、「ロキ」がミリオン達成。所要日数53日は自己最速記録、歴代でも20番目というハイペース到達となった。
最近では他のアーティストへの楽曲提供を行うことも多く、ボカロPからマルチクリエイターとして活動の幅をどんどん広げられていっています。
まとめ。
2018年の2月に公開されたみきとPの「ロキ」。
すでにYoutube上での再生回数は、1800万回を余裕で突破しています。
ロキは2018年最も注目されたボカロ曲と言っても過言ではないですね。
DAMのカラオケランキングでもシャルルに並んで50位以内にランクインしています。
ロキを作曲したボカロPみきとPさんの過去作品には「いーあるふぁんくらぶ」などの代表作があり、かなり有名なボカロPです。
そんなみきとP「ロキ」の歌詞解釈を今回はしていきたいと思います。
サウンドはロック×デジタル=デジロックって感じですよね。
特にベースのラインが印象的で、ベースの弾いてみた動画なども沢山上がっています。またヴォーカルの掛け合いも凄く癖になる。
ロキの歌詞を徹底解説。
①「ロキ」の言葉の意味は、北欧神話に登場する悪戯好きの神。
ロキ神は「閉ざす者」や「終わらせる者」とも言われていて神々の敵の血を引いている異端な神とも言われています。
また邪悪な気質で気が変わりやすく、狡猾なことからまたの名を「ずる賢い者」「変身者」
主人公は歌い手もしくはバンドマンだと考えると、界隈の中の異端者「終わらせる者」で新しい世界を想像しようとしているというとんでもない意味が込められている可能性も考えられますね。
②見た目はピエロに似ていて、ロキの名前の意味でもある「ずる賢い者」「変身者」を体現しているような姿なんですね
ロキの歌詞に登場する主人公は、スロートコート(喉に優しい紅茶)を会場に持ち込んで喉をいたわっています。
それにも関わらず、プレッシャーに負けて「風邪で声が出ません」とライブから逃げてしまうような場面が描かれています。
主人公は弱虫なのかな?
③ロキの歌詞で描かれている主人公は「イマドキのサブカルボーイ」
バンド仲間には「やっほー」とテンション高めで話しているのに
バイト中(普段の私生活)ではネクラモードを発揮しているみたい。
「ATフィールド」は、新世紀エヴァンゲリオンで登場する、”Absolute Terror FIELD”の略称で”誰もが持っている心の壁”という意味を表す用語です。
歌詞では、バンドで対バンを申し込まれても『人見知りなので…』と逃げてしまう主人公をかいています。
自分の好きな事をやってばかりで、対バンからも逃げている主人公に対して
「人見知り宣言で逃げるな」と歌詞で促していますね。
今の若い世代は「やる気がない。ゆとりだ」とよく言われていますよね…ゆとり世代をつくったのは大人なのに…
『逃げるんじゃねえ!』というみきとPからの気持ちが込められていると感じました。
④ロキの歌詞では「お坊ちゃんやお嬢ちゃんはそこそこ才能もお金もあるから厄介だ」というように歌っていますがお金も才能もあったら、あとは努力すればどうにかなると思います。
人生を逃げてばっかで適当に生きているような少年たちに対して
一度きりの人生を「適当に生きるな!」と叱ってるようにみえますね。
ロキの歌詞に登場する「Boys be ambitious」という英語の意味は、
ウィリアム・スミス・クラークの有名な「少年よ大志を抱け」です。
それに対して主人公の相づちは「はいはい」という受け流すような返事をしている、、
そんな返事に対しての「like this old man」という英文の意味は「この老人のように」。
『僕らみたいに、若者も大志を抱けよ」という
おじさんの説教のような場面を作り出したのかなあと思いました!
⑤ロキの歌詞では「長い前髪 君 誰の信者 勘違いすんな 教祖はオマエだ」と歌っています。
個人的に「長い髪の毛」は、だれか有名なアーティストの髪型を真似した主人公の事を言っているんじゃないかなと考えました。
音楽をやっている人間なら、誰かの真似をするような信者側ではなく、
『自分自身の熱いメッセージを歌え!そして自分の音楽を歌うお前が教祖になれ!』という熱いメッセージが込められているように思いました。
実際にサブカル系と言われる「長い前髪」も流行っていて、誰かの信者になっていたり、誰かの真似をしている人は多いですよね。
誰かの真似ばっかりはきっぱり卒業して、自分の個性を周りに布教していけるような芯のある人間になってほしいという事を伝えているのかもしれませんね。
実際サブカルボーイって、何となく自分の見せ方を知っていて、いい顔して、でも本音は見えない。そんな印象があります。
⑥「ロキ」は北欧神話に登場する悪戯好きの神様ですが、「ズル賢い者」とも呼ばれていたそうです。
歌詞にも、主人公がズル賢い事を表すようば表現が散りばめられていますね。
「さあ君の全てを 曝け出してみせろよ」というフレーズで表現されているのは
『上辺ばっかりの自分じゃなくて、本当の自分を曝け出して歌えよ!』
という強い想いが込められているんじゃないかな!
⑦面白いと感じたのが2番です。
あくまで想像ですが、みきとPがサブカルボーイに対して「いい曲書いてる? 」「動員ふえてる?」と世間話を持ちかけますが
「知名度あるけど人気はそんなにないから色々大変ですね〜笑」とサブカルボーイからディスリを受けている場面が何とも言えないリアルな感じ!
〝誰かもわからない匿名アイコン〟
〝加工しまくってよくわからない実写のアイコン〟
サブカルボーイのような若者から日々ディスリを受けているみきとP最近炎上騒ぎなどよくありますが、面と向かっては絶対言えない様な事を平気で書く匿名アイコンだったり、顔加工のアプリを使って盛られたアイコンが多いですね。
そんな若者に「良い歳こいて何やってんだよ」とアンチをみきとPが批判しています。
そんな見せかけばかりでズル賢い主人公。
そんな彼に対して、どんなにずる賢くこなしてもいつかは「メイクは落ちる」=「化けの皮が剥がれる」というメッセージ。
これは匿名アイコンや加工アイコンに対しての批判の続きかな?
Take a “Selfy”は「自撮り写真」を意味するスラング英語です。
歌詞では「生き抜く為だ…自撮りをキメよう」と言っています。
これは今の時代、アーティストとして活動するなら、自撮りなどもSNSにあげてファンを増やしていかないと駄目なご時世を歌っているのではないでしょうか?
また、自撮り写真をネットにあげるのは、個人情報などの危険性もありますよね。
『死ぬんじゃねえぞお互いにな』というのは、SNSの危険性や、そこで生き残っていく大変さを意味しているんじゃなかな?!!
⑧2番のサビでは「薄っぺらいラブソングでもいいからとにかく自分を曝け出して歌え」というメッセージが込められているのかな。
まずはライブ会場で「目の前のあの子」にメッセージを届けよう。
そこからまずは始めようって教えているのかな。
どんなことでもいいから、周りにどう思われてもいいから、
まずは自分を曝け出して、やりたい事を全力でやったほうが良いというみきとPからのメッセージだとも解釈できると思います。
◎ずる賢いサブカルボーイの主人公。
見せかけは上手けどついに化けの皮が剥がれ堕ちます。
スタジオには、いっちょまえにスロートコート(喉ケアの紅茶)が運ばれてきます。
しかし、主人公はライブ前の緊張とプレッシャーで『実は昨日から風邪で声が出ません』とライブから逃げようとしてしまいます。周りは「は?」ってなりますね。
それに対してみきとPは「寝言は寝てから言え!」と言っていますが、本当にそう。
本当の自分を曝け出せていますか?

▷「さあ君の全てを 曝け出してみせろよ」は自分自身に向けた言葉であると同時に「ロキ」を聴いた人全てに向けている言葉でもあると、ここまで解釈していくうちに気付かされますね。
ロキには、みきとPの熱いメッセージが込められていたんだなと改めて気づかされました。
これまでに数多くの楽曲を制作されているので、これからまた新作も続々と増えていきそうですよね。
これからの活躍を楽しみにしております。
今回はここまでになります。
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