◎ プラチナエンド をご紹介します。
『プラチナエンド』 (Platinum End) は、大場つぐみ(原作)、小畑健(漫画)による漫画作品。
あらすじ。
「私が“生きる希望”をあげる」 架橋明日は家族を事故で失い、引き取られた親戚のもとでも辛い日々を送っていた。全てに絶望した少年は、中学校を卒業したその日、ビルの屋上から身を投げる。しかし、少年はそこで1羽の天使と出会う――!?
登場人物。
○ 架橋 明日(かけはし みらい)
声 – 入野自由
本作の主人公。ささやかな「普通の幸せ」を望む少年。両親と弟の死後、叔母一家に引き取られるも、一家全員に凄惨な児童虐待を受け続け、学校でもいじめを受けるなど、劣悪な生活を送り続けていた。そんな人生に嫌気がさし、中学卒業直後に飛び降り自殺を図るが、ナッセによって「神候補」に選ばれたことで生きる希望を取り戻し、望む形ではなかったものの親戚との決別を果たす。
○ ナッセ
声 – 小倉唯
明日の幸せを望む「純粋無垢」の特級天使。人間の常識とはややズレたところがあり、明日のためになるなら他人の命を奪うことも厭わない言動を取る。
○ 花籠 咲(はなかご さき)
声 – M・A・O
本作のヒロイン。明日が想いを寄せる少女で神候補の一人。持つ力は赤の矢。
○ ルベル
声 – 花江夏樹
咲に憑いている2級天使。明日を利用して咲を神にし、成り上がろうと目論む自称「悪知恵の天使」。
○ ロドリゲス 頓馬(ロドリゲス とんま)
ルタより赤い矢を与えられた中年のお笑いタレント。赤の矢を利用して女性タレントを次々と意のままに操りハーレムを作るが、テレビ番組に出演してそれをアピールしたことが裏目に出てしまい、神候補であることを察知したメトロポリマンの白の矢によって死亡。神候補の中で最初の脱落者となる。
○ 田淵 三郎(たぶち さぶろう)、畠山 省吾(はたけやま しょうご)
浪人生の2人組。大学受験に失敗し自殺を試みたところを神候補に選ばれた。
○ 結糸 向(ゆいと すすむ)
小学生。将来への不安を持ち、孤独で寂しい思いをしているところを、遊戯の天使ペネマによって赤い矢と翼を手に入れた。
SNSの声。
デスノートを「もしも死神がいたら」を描いたものとしたら、プラチナエンドは「もしも天使(生きることを応援する神)がいたら」を描いたものと言えると思いました。
どちらの作品も全知全能で永遠の命を持つ神が〃倦んでいる〃のに対して人間は欲望を剥き出しにして命を謳歌しているところが描かれていて面白いです。
デスノートでは「では人間が死神の力を持ったらどうなるか?」という話で、それなりに活躍するし支持も得るけど人間の知性が勝るよねという落ちでした。
対してプラチナエンドでは天使や神の力を持ったら?という話なんだけど、富・愛・生奪を自由にできる力を持っても幸せ感は努力で獲得することの喜びに劣るよねーという話になりそうです。
まー、実際、整った顔で生まれた人はイケメン・美女だから愛されているのではないかという(贅沢な?)悩み(疑心暗鬼)を持ち、それゆえに努力して身ぎれいにしてより美しくなり、さらに美しいことでモテるということが起こるといわれています
仕事でいえばプログラミングの才能を持って生まれた人は天賦の才によるものと思われたくないので努力して磨きをかけるのでさらにプログラミング力が上がるということが起こります。(プログラミングをテスティングに変えても同じです)
このマンガの主人公はデスノートの夜神月がデスノートを使いまくったのに対して、1巻が終わる時点ではむしろ封印しています。
まー、主人公を神までもっていくにはそういう性格にしておく必要があるというのもわかるし、使いまくるとどうなるかを見せるしかけもあるので、それでよいと思うのですが、感情移入はしにくいな。
矢に距離なんてあったんだと感じ、更に、頭脳戦になり、あと、殺すとはどういう感じ方なのか?を具現的に表しているかと思います。また、それを見てる人をネットの掲示板では悪い意味で炎上してるのを現実では…と実際に自称メトロポリマンと言ってる覆面の人達とその光景を大勢のドーム内で観るという表現が、SNSやネットでの書き込みのようだな…と感じました。
また、明日くんの父親も良い人だなと感じますがそれを実現するのは難しいな…と思いますが中々深い展開で面白くなってきた所最後にあれは恐怖です…次巻がどうなるか楽しみです。
小畑健さんと大場つぐみさんのコンビで描く、新しい作品でジャンプスクエアにて連載してる最中、途中から読んだので初めから読みたくなり、読んでみた所、白の矢で刺されると人が死に、逆に赤の矢で刺せば人から好かれるという能力を持った主人公、明日(みらい)の話であり、天使が神になるために人に付いたから、他の人を殺せば良いとか簡単に言ってる天使がまるで悪魔のような存在で、死とは何か?人から好かれるのは良いことなのか?とか結構考えさせられる作品かと思います。
13人の神候補と同時に、メトロポリマンというヒーローのようなスーツを着た神候補にあと11人の人を殺すと言われ、ミライが最初、自殺しようと考えたのにも関わらず急に怖くなり、更に神候補の一人がまさかの好きな人という所で終わります。
デスゲームのようで、二巻を読むのが楽しみです。
終わり方も次巻へと続くという終わり方が一冊の漫画として良いです。
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